【音楽療法】とは、音楽が持っている「特性」を活用しリハビリテーションを行うことです。健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目的に行われます。対象者のニーズを叶えるために音楽療法は行われるので、障害の有無は問わず、子供から高齢者まで全ての年齢・性別の方が対象となります。
音楽療法の効果としては、不安や痛みの軽減、精神的な安定、自発性・活動性の促進、身体の運動性の向上、表情や感情の表出、コミュニケーションの支援、脳の活性化、リラクゼーションなどの効果があげられます。

心身の障害があって発語や意思疎通が難しい方でも、音楽を介するとコミュニケーションがとりやすくなります。高齢者の方は、昔の歌を思い出す、音楽を聴く、歌う、楽器を鳴らすことで、脳の働きや身体の動き、発声が促され、感情の乏しい方や自発性の低い方でも自然に笑顔が表れたり、リズムに合わせて身体を揺らしたりすることがみられます。認知症の進行の予防としては、歌いながら楽器を鳴らすなど、2つの動作を同時に行うことが有効とされています。
音楽療法の実施には、音楽の持つ特性を理解し、音楽をリハビリテーションとして用いるための技術を有していること。対象者の状態、ニーズを的確に捉えて、目的を達成するために必要な働きかけが行えることが必要です。日本では、日本音楽療法学会や県主催の音楽療法士の認定制度があります。
私たちアンサンブル、ファミニューの介護付き有料老人ホームの一部では、集団音楽レク(健康王国)を実施、さらにはアンサンブル大宮・浦和では個別音楽療法サービスをご提供。時間や体力的に集団への参加が難しい方にご利用頂いております。
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