- お知らせ
海外で7棟目 2月6日、中国四川省成都市に「認知症介護専門施設」新規開設のお知らせ
当社は、2023年2月6日、中国四川省成都市に認知症介護専門施設「兴城康养美邸照护之家 枫树苑(興城康養美邸ケアホーム 楓樹苑)」を新たに開設いたしますので、お知らせします。海外では7棟目の施設となります。
当社は、中国における高齢化を受けて、2014年より海外事業を開始し、これまで南通、広州、天津、北京、青島、成都にて6棟の介護施設を展開してまいりました。
当施設の開設により、成都では、2022年3月に開設した「兴城康养 美邸 舒养之家 海桐苑(興城康養 美邸 ナーシングホーム 海桐苑)」に続き、2棟目となります。
当施設は、中国で初となる大型認知症介護専門施設です。日本のグループホームの特長を取り入れた建物構造になっており、各フロア約10名のユニットを3つ配置。少人数によるユニットケアが実践できる構造が特徴です。近年は、中国においても認知症ケアへの需要が高まっています。当施設では、当社がこれまで培ってきた経験を活かし、大規模施設でありながら「自立支援」を重視した個別ケアを提供してまいります。
■事業所概要
事業所名:兴城康养美邸照护之家 枫树苑 (興城康養美邸ケアホーム 楓樹苑)
開設日 : 2023年2月6日
所在地 :四川省成都市锦江区枫树街699号
運営法人:上海MCS出資先合弁会社(パートナー:成都医投美邸养老服务有限公司)
敷地面積:10567.95㎡
延床面積:3989㎡
建物構造:地上6階 地下1階
定員 :174床(部屋タイプ:1階:2ユニット 個室3室、2人部屋13室
2階-5階:3ユニット 個室31室、 6階:2ユニット 個室21室)
対象 :認知症の方のみ
月額利用料金:約8,000元/月(=約16万円/月) ※1元=約20円換算
<施設の特徴>
【日本の認知症グループホームを再現し、徹底した個別ケアを実践】
〇成都市の中心に近い住宅街にあり、幼稚園と公園が隣接
〇認知症介護専門で174床と認知症介護施設としては大型施設
〇各フロア2~3ユニット(1ユニット約10名)で構成され大規模施設でのユニットケアを実現
〇リビングを取り囲むように居室が配置され、プライベート空間を確保しつつ、ご利用者同士の交流を図る設計
〇ご利用者に料理を楽しんでいただけるよう、中国では珍しく各ユニットに調理用キッチンを設置
〇敷地内で散歩ができる緑豊かな環境を整備
〇15年以上認知症グループホームで介護経験を積んできた日本人スタッフが常駐し、直接認知症ケアを指導
〇看護師は常勤で3名配置、提携医療機関による週2回の往診など健康管理体制を整えており、
提携医療機関には入院用のベッドを確保
〇2022年3月に開設した「兴城康养 美邸 舒养之家 海桐苑(興城康養 美邸 ナーシングホーム 海桐苑)」
との連携により医療・介護・リハビリ・認知症といった総合的な介護サービスを提供
【オンラインで日本の専門職から多種多様な指導を実施】
日本の管理栄養士・理学療法士・作業療法士などの専門職から定期的に指導を受けることで、介護職、リハビリ職、栄養士、料理人のスキルアップを図ります。
【若手人材の確保と育成】
介護看護大学と業務提携し、当社特別クラスを設置。1・2年生時は毎週1回2時間の特別授業を実施。3年生時は8か月間に及ぶインターンを受け入れることにより、将来中国の介護を担う若手人材の育成を教育機関と共同で実現していきます。毎週の授業は当社で長年認知症介護に携わってきた介護福祉士・ケアマネージャーの有資格者が担当。日本の実践を踏まえた認知症ケアの授業を中心に、当社の介護理念を浸透させるプログラムを行っています。
【ケアの特徴】
当施設では入居前後のアセスメントに力を入れています。現在の状況や生活歴だけでなく、入居後のご希望など目に見えない情報収集を徹底することで、認知症状やご利用者の希望に沿った多角的な緩和ケアを行います。また、できる事できない事を細分化し把握することで、ご本人の残存機能を生かした生活をサポートするとともに、自信を取り戻してもらうことに重点を置いています。そのため、アセスメント・ケアプラン・介護実践・モニタリングといったPDCAサイクルをしっかり行える人材育成のための研修や専門会議を徹底して開催します。
<メディカル・ケア・サービス(MCS)の海外事業>
当社は、2014年より海外事業をスタートさせ、介護施設運営、コンサルティング、教育・育成事業を展開しています。海外初の施設として中国南通市で開設した有料老人ホームは、開設後1年半で同業態では日系企業として初となる満床・黒字化を達成しました。現在は、南通、広州、天津、北京、青島、成都で介護施設を運営しています。