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失われない輝き:手仕事が紡ぐ「できること」の無限の可能性
こんにちは、アンサンブル浦和です!
本日は、事務所で起きた心温まる、そして私たち職員が改めて身の引き締まる思いを感じた素敵な光景をご紹介します。

職人の手つき、再び
先日、事務所の片隅で、ある入居者様が真剣な表情で作業をされていました。 手にされているのは、なんと職員のユニフォームのズボン。 「丈が少し長いみたいね」と、裾直しを買って出てくださったのです。
認知症の影響で、最近の出来事を思い出すことが難しくなることもあります。しかし、針を持つその指先、布をたぐり寄せる細やかな動き……。そこには、かつて幾多の服を仕立て、家族や誰かのために針を動かしてきた「体に染みついた経験」が、鮮やかによみがえっていました。
「認知症」という言葉の先にあるもの
今回、その鮮やかな手仕事の様子を皆様にお伝えしたく、イラスト風に加工したお写真を掲載いたしました。
筆致の力強さからも伝わる通り、その作業風景はまさに「職人」そのもの。 私たちは日々の生活をお手伝いする中で、ついつい「サポートが必要な方」という側面を見てしまいがちです。しかし、こうしてご自身が輝ける場所、役割を持った瞬間に見せる表情は、何物にも代えがたい尊さがあります。

「最近のことは忘れてしまっても、培ってきた技術や情熱は消えない」
そのお姿は、認知症があっても、環境やきっかけ次第で「可能性は無限にある」ということを、私たちに静かに、そして力強く教えてくれました。
共に歩む、アンサンブルの形
アンサンブル浦和では、お一人おひとりの歩んできた人生や、大切にされている「得意なこと」を尊重し、それを活かせる場面をこれからも大切にしていきたいと考えています。
ズボンの丈を直していただいた職員は、仕上がったズボンを履くたびに、この温かな時間を思い出すことでしょう。
素敵な贈り物を、本当にありがとうございました。