【心の丈】 「安心の看護体制」でご入居者に”安らぎ”の生活を ~介護付有料老人ホームアンサンブル浜松尾野 取材レポート〜 

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静岡県浜松市の「アンサンブル浜松尾野」では看護師が常勤して、介護スタッフやドクターと連携しながら、ご入居者が安心して生活できる看護体制に取り組んでいます。実際に施設内ではどのようなケアが行われているのか、看護師さんへの取材と合わせてご紹介します。

「安心の看護体制」常駐看護師と専門チームの連携

アンサンブル浜松尾野では、看護チームと介護チーム、リハビリチーム、そして週1回往診を実施しているドクターとの間で密に連携を取ることで、ご入居者それぞれの状況について、サポートに関わる全員で情報を共有して細やかなケアにつなげる工夫をしています。

毎日行われる朝礼では、看護師から介護スタッフに向けて、入浴時の注意事項や熱発のある方、入居されて間もない方の情報などを伝達しており、夕方には、夜間に起こる可能性があるトラブルの対処方法などについての申し送りも実施しているそうです。

また、介護ソフトを活用してシフトに入っていないスタッフにも漏れなく情報伝達ができる仕組みを導入しています。現在、アンサンブル浜松尾野には約60名がご入居されていますが、どの方も持病があり薬を服用しているので、すべての方の既往歴や服用薬に関する情報共有などを確実に行って、日々の健康管理に努めているそうです。

体温や血圧、水分・食事の摂取量、排尿・排便の回数なども介護ソフト上で毎日記録をして、ドクターの往診時に1ヵ月分のバイタル表として見せることで、細かい体調の変化などにも適切に対応できるとのこと。現場の看護師さんからは、「毎日の申し送りや報告に加えて、処置をしていて気づいたことや、受診時の報告などもすべてソフトにアップしているので、細かい情報をドクターと共有しやすい」といった声も聞かれました。

さらに、看護師が常勤しているので、健康に不安を抱えている方々の医療面でのケアも充実しています。介護スタッフが昼夜交代で24時間ご対応することに加え、夜間も看護師が直接電話で介護スタッフへの指示や搬送の判断、ドクターとの連携ができる体制を取っています。

ご家族から医療面での心配事や相談したいことなどがある場合は、往診時にドクターと電話をつないで直接お話しもできるそうです。特に、夜間の急な体調変化などを心配されて入居をご希望される方も多いようですが、アンサンブル浜松尾野では常勤看護師による速やかな対応やデータの活用、各専門チームの密な連携で安心の看護体制が整っています。

お一人お一人に寄り添った看護ケア

アンサンブル浜松尾野での看護ケアについて、常駐する看護師さんに詳しくお話を伺いました。

「巻き爪や白癬など、皆さまの爪の状態をチェックするためにも、表を作って月に1回は全員の爪を切ってまわるようにしています。特に足の爪などは黒く変色してしまっていたり、緑膿菌が入り込んでしまっていたり、看護師が実際に確認して初めて白癬に気づく場合もあります。また、足がむくんで指と指がくっついてしまい、そこがびらんを起こしているなど、皮膚の炎症の早期発見にもつながっています。靴下を脱がせて確認しないと分からないことはたくさんあるんですよ」。

さらに、日々のケアで気を付けていることについては、「忙しくても焦っているように見せないよう努めています。忙しそうにしていると、声をかけにくくなりますよね? 『忙しくてもなるべく走らない』、『険しい表情にならない』ということを心がけています。余裕のある空気感や素振りで、入居者の皆さまも声がけしやすくになるので、お一人お一人の細やか情報もキャッチできます。『健康面で気になっていることを訴えやすい雰囲気を作る』、『自分から目を合わせに行く』といったことを意識しています」と、お話してくれました。

“潤い”を感じられる毎日、QOL(Quality Of Life)向上を目指して

「和」をコンセプトにしているアンサンブル浜松尾野の外観は、まるで温泉旅館のようなお洒落で落ち着いた雰囲気が特徴です。

木のぬくもりを感じられる館内は明るく、ゆったりとした生活が送れる空間となっています。介護・福祉施設では一般的に、業務効率や安全性重視の観点からどうしても殺風景になりがちですが、ここアンサンブル浜松尾野では、ご入居者様の安全性に十分配慮したうえで、毎日の生活により“潤い”を感じていただける工夫をしています。

 日々の生活での楽しみのひとつといえば「お食事」です。アンサンブル浜松尾野では、毎日のお食事を少しでも楽しんでいただけるよう、配膳の際は黒塗りのお盆にのせてご提供しているそうです。栄養面での配慮や美味しさを追求した献立はもちろんのこと、盛り付け方や食器の配置などの「見た目」にも工夫がされています。看護チームが入って、糖尿病や心不全などの持病がある方には食事や水分量の制限を守りつつ、また嚥下力の低下が心配な方にはとろみやムース状など、お一人お一人の状況に細かく対応した食事形態で、できる限り「美味しい」と感じていただける献立のご提供を心がけて、すべてのご入居者様が満足してお食事を楽しんでいただけるように取り組んでいます。水分補給も、お茶や水だけではなく、ジュースや甘酒など、ご自宅での生活と変わらないと感じていただくように努めているとのことです。

さらに、少しでも長くご自分の体を動かして生活できるよう、リハビリテーションにも力を入れています。「腰が痛い」や「足がしびれる」といった訴えを看護チームが吸い上げて、それをリハビリチームと共有して重点的に見ていく、あるいは「転倒が多い」などの場合はリハビリでその方の動きをチェックして、看護チームや介護チームに共有するなど密に連携しながら、ご入居者様お一人お一人の生活状況が少しでも改善されるように取り組んでいるそうです。

最期の時まで、“安らぎ”を感じながら生活を送っていただきたい

普段の看護ケアで意識していることについて、「ご入居者様が笑顔で、そして“安らぎ”を感じながら生活していただけるように、常に考えて行動しています。たとえば、声のトーンやしゃべるリズムなども、聞き取りやすいように、そして不快感を与えないように心がけています。あと、背中や腕をさするなど、スキンシップを入れながらのコミュニケーションも意識しています」、とお話してくれたのは前出の看護師さん。日常生活を伴走的にサポートするということについては、「ご入居者の方々が、老いていかれる姿を見るのはつらいのですが、私たちのサポートによって少しでも“安らぎ”を感じていただけると嬉しいです」と語ります。

アンサンブル浜松尾野では、ご入居者様の終の棲家としてお看取りもしています。看取り期では基本的に積極的な治療は行わず、穏やかな最期を迎えられるような看護ケアをしているそうです。「長く看護師をしていると、『もしかしたら今日…』と感じることもありますので、できる限りご家族に立ち会っていただけるように、早めにご連絡するようにしています。その方の人生の最期の時をご一緒させていただくお看取りは、ケアをしてきた私たちにとっても大切な時間です」と看護師さんがお話してくれました。

「アンサンブル浜松尾野」を選んでくださっているご入居者様やそのご家族のご希望に思いを至らせながら、専門スタッフが心を込めて日々のケアに努めています。

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